神戸ことはじまり

歴史ある有馬温泉の老舗・御所坊に訪問取材

有馬温泉 有馬温泉は全国的に見ても歴史は古く第34 代舒明天皇(593〜641 年)、第36 代孝徳天皇(596〜654 年)の頃からで両天皇の行幸がきっかけとなり有馬の名は一躍有名になりました。また、かの豊臣秀吉が天正11(1583)年に有馬を訪れ、その後再三訪れたことで有名です。なお、幕府の直轄領でもあり今日まで至っています。
 1191 年に有馬温泉で創業した旅館で、現在、個性のある店舗等を展開している御所坊グループのルーツである「陶泉 御所坊」さんにお伺いしました。御所坊は小説家である谷崎潤一郎や詩人である与謝野晶子や作家の吉川英治など歴史的な芸術家や文化人に愛され、作品に出てきたり歌に詠われたりしています。


取材前に有馬の朝市に少し寄り道

朝市朝市

 有馬温泉は今や名物となっている朝市が開催されています。今回取材させていただいたのは1年のうち限定で開催されている門前市(2010 年は10月24 日~11月14 日の日曜日でした)。これは昔、明石など海沿いの街の商人が有馬に行商に来ていた頃をモチーフにして開催されています。

 実際に私たちが訪れた時も明石の海の幸を使った佃煮などが販売され、また骨董品なども販売され海外の方も交えて非常に盛り上がっていました。
さて、左の写真は金泉焼と言う有馬名物の御餅のようなお饅頭です。小麦と大豆と山芋を原料とした山岳の街有馬らしいお菓子です。実は試食させて頂きました。昔懐かしい味で幾つでも食べられるぐらいの美味しさで日本茶が欲しくなってしまいました(笑)。


知らないと損します。有馬の新名所
有馬玩具博物館


 今回、御所坊は金井庸泰さんに御案内して頂きました。金井さんは御所坊だけでなく、有馬全体をさらに活性化させようと様々な取り組みをされています。御所坊さんにお伺いする前に有馬玩具博物館も御案内して頂きました。




 有馬玩具博物館は1950 年代後半にドイツで始まった「子どもの遊び」や「子どものためのおもちゃ」の重要性を説く運動に共感して設立された施設です。子どもが育っていく過程の中で、どれほど遊びが重要な要因を占めるかを改めて認識できます。子どもにとっての「遊び」は「学び」と同じと言う意味ですね。実際におもちゃは「遊んでなんぼ」と言うことで、見るだけでなく、実際に触って遊ぶこともできます。



 当然子供だけでなく、大人も楽しめます。写真のジオラマはすべて手作業で作られたドイツの街をイメージしています。木1 本から建物までまるで本物のようで見ているだけでワクワクします。1 日に3 回鉄道が運転され部屋の照明が消えて、模型の建物に灯が灯り、電車が街中を走る様子はとても幻想的です。


モダンな雰囲気漂う御所坊

 御所坊はお客様に温泉街外周をまわって車をとめて頂くことで、狭い町中を歩行者の方が安心して歩ける町作りを目指しています。駐車場からは写真のロンドンTAXIで送迎してもらえます。取材の時も送迎して頂きました。レトロな雰囲気でロンドンTAXIから見る有馬の景色は何とも言えない大正時代を彷彿してしまう雰囲気は格別ですね。


 旅館に入ると木造特有の懐かしい良い香りがします。写真は御所坊入口ロビーにあるコタツと何と火鉢です。
案内していただく準備待ちの間ロビーの風景にうっとり。レトロな雰囲気に浸っていると自分が文化人になったような錯覚を起こしてしまいます(笑)。




最初に別館のお部屋を見せて頂きました。モダン・レトロと言う言葉がぴったりな佇まいです。こんな大人の旅行したいですね(笑)。長い歴史のある旅館特有の魅力がたっぷり詰まっています。



こちらは本館のお部屋になります。パッと見通常の純和風のお部屋に見えますが、よく見るとお部屋の梁など少し違う・・・。昔からある建物なので建て方が今日の建築技術と異なっています。お部屋の随所に歴史や時代を感じることができ、空想を駆り立ててくれます。こちらのお部屋の玄関には谷崎潤一郎に関連するものが展示してあり、見ることができます。かの小説家谷崎潤一郎は小説「猫と庄造と二人のをんな」の中に実名で御所坊を描いています。御所坊に宿泊しペンを進めていたと思うとたまりませんね。


凛とした佇まいの中庭を案内していただきました。中庭を抜けると檜の湯船が・・・。こちらは特別に作られた場所です。湯船に浸かりながらお酒をのみ、四季によって代わる日本庭園を眺める。そんな風流な楽しみ方をするために造られた空間で、水琴窟も近くに設置され、心地よい音色を聴くことができます。
歴史ある温泉地有馬温泉。その中でも最も古い歴史を持つ旅館の1 つ御所坊。神戸の山々は四季折々のカラーで訪れる人々を魅了してくれます。その山の持つ自然の魅力を演出してくれる旅館と言えます。その魅力は歴史的な著名人を魅了し続け今日も旅館を訪れる人々を魅了しています。神戸にお住まいの方は近い場所に凄く歴史的であり魅力的な場所が有馬です。ブログをご覧になった方は、百聞は一見にしかず是非一度訪れて肌で感じて頂きたいです。


編集後記

 今回取材させていただいた時期は丁度紅葉のピークの時期で山々は色づきとても綺麗でした。ちょうどこの原稿をお読みいただいている時期は冬だと思います。神戸は海と山が近い街です。
 冬は凛とした雰囲気の山を楽しむことができ、春になると山々は青く新しい息吹を感じることができます。1191 年に有馬温泉で創業してから途切れることなく今日まで至っているのは、長い時間を積み重ねてきた歴史ある旅館御所坊が有馬の魅力を存分に伝える旅館だからでしょう。
【追記】
有馬の朝市は年4 回ほど期間を設け、その中の日曜日に開催されています。開催期間につ
いては有馬の観光案内所に御確認よろしくお願い致します。

【有馬観光協会】
http://www.arima-onsen.com/

【陶泉 御所坊】
■住所 〒651-1401 神戸市北区有馬町858
■TEL 078-904-0551
■URL http://www.goshobo.co.jp/goshobo/

【有馬玩具博物館】
■住所 〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町797 番地
■TEL 078-903-6971
■URL http://www.arima-toys.jp/about.html

【金井さんプロデュース有馬情報サイト有馬里】
■URL http://alimali.jp/docs/


Posted by KOCO2010 at 10:22Comments(3)有馬温泉物語
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